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潟上水辺の会・トキ交流会館学校ビオトープブログ ブログテーマ:新聞報道

朝日新聞に会員の行動が報道されました。

[新聞報道] 投稿日時:2012/05/05(土) 23:17

http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120505ddlk15040061000c.html
 
トキ放鳥:餌場作り進める佐渡の光井さん 行政が効率的配置を 日本中、保護の当事者に /新潟
毎日新聞 2012年05月05日 地方版
 
 36年ぶりに自然界でトキのひながふ化し、喜びに沸く佐渡市。しかし、野生のトキが定着するには、まだまだ課題は多い。トキのための餌場(ビオトープ)作りをしている同市の市民団体「潟上水辺の会」(板垣徹会長)の光井高明さん(52)は、自治体による餌場の計画的な配置や、佐渡島外へのトキ放鳥の必要性を訴えている。【宮地佳那子】
 
 光井さんは99年2月、同市で散弾銃で撃たれ道路にうずくまっていた1羽のシラサギを保護。当時、佐渡トキ保護センター参事だった故近辻宏帰さんや、トキ保護の第一人者の佐藤春雄さん(93)の指示を仰ぎ、自宅で世話をして、約1カ月後に自然に返した。その過程で2人からトキの話を聞き、トキ保護への関心が高まった。
 
 自然の中でトキが暮らすには、餌となる動植物が少ない冬場の餌場作りが大切だと考えた。光井さんは放鳥計画が具体化する前から、山間部をかんじきで歩き回いて、冬にトキがすめそうな場所を探した。08年9月の1回目の放鳥前から、餌場作りを本格化させた。
 
餌場作りは試行錯誤の連続だった。トキは湧き水がある休耕田を餌場とし、よく飛来するが、冬は水面が凍って餌が取れなくなってしまうことがある。最初は手作業で氷を割っていたが、作業があまりに大変なため、10年からは餌場に雑穀やぬかをまいて水生昆虫を増やし、白鳥やカモなど水鳥をおびき寄せることにした。水鳥が水面をひっかき回すので凍結を防げるほか、トキは水鳥がいると天敵に襲われる心配が少ないので、安心して飛んでくる。毎日、餌場を整備した結果、ドジョウやカエルなどが増え、今冬、複数のトキが光井さんが管理する餌場で越冬した。
 
 ただ、餌場作りは課題も多い。現在は地域の人々が自主的に休耕田を利用して餌場を作っているケースが多いが、大変な労力と時間が必要だ。また、せっかく餌場を作ってもトキが好まない場所なら「ただの水たまりになってしまう」(光井さん)。光井さんは「放鳥が進めば更に餌は必要になる。トキがどこに飛来するかというデータなどを使って、行政がトキがよく使う餌場を借り上げ、効率よく配置してほしい」と要望する。
 
また光井さんは、今後はトキを佐渡島外に放鳥することが必要と訴える。「元々は国民の税金を何十億円もかけているプロジェクト。トキが全国に生息するようになり、日本中がトキ保護の当事者になってほしい」と話し、トキ保護の考えが佐渡だけでなく全国に広がることを望んでいる。

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